私はゲームの専門学校に通い3DCGを勉強しました。ただ、卒業間近になっても、「3DCGをやりたい。でも何を作るの?」って感じで、自分のやりたいことがはっきりとしませんでした。なので、就職活動もぼんやりとしたものでしたね。学校主催の合同説明に参加してみて、何社もの説明を聞きましたが、やっぱり具体的に何かを作っている自分が見えなくて……。
アルカディア・プロジェクトを知ったのは12月頃の企業説明会です。通っていた学校に、毎年アルカディア・プロジェクトの各部署の人が来て、作品アドバイスを行ってくれていたんです。スタッフはみなさん私服で、なんだかアットホームというか、こわくない印象でした。その説明会後に、面接に来ませんかというお誘いを受けたので、「こわくない」この印象だけで応募をしてみました。実際の面接も第一印象と変わりませんでした。
特に面接で会話のキャッチボールが出来たのがうれしかったです。他にも何社か面接を受けていたのですが、質問され答えて次の質問の繰り返し。アルカディアの面接はそうではなかったんです。とても話しやすい雰囲気も作ってもらっていたと思います。ただ、アルカディアの業務について調べてはいましたが、遊技機で遊んだことはなかったんです。遊技機? 何それ? って状態でした。考えると無謀だったなと思います。今ならきちんと調べてから面接に望みますね(笑)。
今、3年目ですが3Dをメイン仕事をしています。はじめの3年は映像編集(オーサリング)をしていました。オーサリングの仕事は楽しいです。きれいなエフェクトが出来て、映像とタイミングが合ったときは感動します。ただ、3Dは絶対やり続けたいなと思っていました。なので、オーサリング業務でも演出の素材を言われてもないのに3Dで作っていました。3Dの部署で仕事が増え始めた頃、希望を聞かれたので思い切ってやりたいと伝えたんです。そうしたら「いいよ」って言われて。ことあるごとに3Dで素材を作っていたことが評価されたみたいですね。 何となくでも、続けることに意味はあるんだなぁと思いましたね。上司もきちんと見ていてくれるんだとも。学生さんには、気持ちを持ち続けて欲しいですね。きっと見ていてくれる人がいて、自分のやりたい事に繋がると思いますから。